北海道自転車一周旅10日目:大雨だし、たまには輪行もいいよね〜。オロロンライン諦めた(泣)【稚内〜旭川】

この日、僕はめちゃくちゃ楽しみにしていたオロロンラインを走る予定だった。

 

しかし、天気予報はこっちに来てからもっとも強い雨が降る予定だった。

これまでも雨にはかなり苦しめられていて、濡れるこには心底うんざりしていた。

 

そこで、一緒の宿に泊まった子に、青春18切符2枚を買い取らせてくれることに。

 

豪雨の輪行旅が始まる。

 

9日目はこちらから読めます。

北海道自転車一周旅9日目:大自然のエサヌカ線と、ついに着いたぞ宗谷岬…!【浜頓別〜稚内】

 

 

稚内→旭川、輪行旅

朝の時点であまだ雨は降っていなかったが、

天気予報によるとこれから雨が降る予定だった。

 

もうこれ以上雨に濡れるわけにはいかないけれど、あまり交通費にお金をかけたくないのが本音だった。

 

そしたら一緒の宿に泊まっている子が、青春18切符をちょうど切りよく持っていて、2枚買い取らせてくれたのだった。

運のいいことに、横浜に帰る時、仙台→横浜まで輪行のために切符が必要だったから、どちらにしても必要だったのだ。

 

稚内駅にて輪行準備

豪雨の中のJR稚内駅の表記

GIANTの黒い輪行バッグに包まれた自転車とサコッシュ

駅に着くまでに、雨が降り始めた。

少しの距離なのに、だいぶ雨に降られたことを覚えている。

(雨でも折れないメンタルがあったらなあ)

 

旅をする度に輪行はするから、10分かからない程度で輪行を済ませることができた。

確か種出発までに1時間ほど時間があり、中を探検しようと思ったけれど、あんまり広くなかったし

オロロンラインを走れないことにだいぶ萎えていたからよした。

 

たまたま同じ方向だった、一緒の宿に泊まった子と一緒に旭川まで行ったのだけれど、

僕たち以外にも輪行するチャリダーがかなりいて、正直載せられる自転車の数じゃなかった(笑)

 

ここは稚内で、駅はここしかないし、雨だから集まってきたのだろう。

 

駅員さんも少し慌てた様子でアナウンスをしている。

確か「自転車のお客様は前方からお乗りください!」とかそういうんだったか。

 

ワンマン電車だから、そもそもの積載量が少なくて、本当に乗れないかと思った。

 

電車の中はとても落ち着いた

天気は相変わらず悪くて、車内はとても暗かったけれど、僕自身、電車旅は大好きだからあっという間だった。

それに、ローカル線はガヤガヤしておらず、

千と千尋の神隠しで千がゼニーバのところに会いに行く時の旅のような雰囲気だった。

 

SPECIALIZEDのビンディングシューズ

暗いトーンだけれど、写真がとても捗った。

左右で色の違う、ビンディングシューズ。

正直、黄色から青に変えたところで違いがよくわからなかった、、。

 

車内は常に落ち着いていた。

一緒に乗った子がめちゃくちゃ面白くて、少し共通の話題とかもあったから割と話題には困らなかったと思う。

 

輪行バッグで一杯になった、電車の運転席の前

ただ怖かったのが、輪行自転車が乱雑に積み込まれていたこと。

せっかくここまできたのに、こんなんでぶっ壊れたらたまったもんじゃない。

 

この時誰もが(自分の自転車は上に置いて、、!)と思ったことに違いないはず。

僕は思った(笑)

 

外を見ると、大雨だった。

さずがにこの中は走れなかっただろうなあと、これなら潔く諦めることができる。

 

あとで旅人に聞いた話だと、この日は嵐のような暴風で、オロロンラインは最悪だったらしい。

心から電車に乗ってよかったと安心した(笑)

 

旭川駅に到着

旭川駅の、黄色い案内板

旭川駅はとても広く、暖かくて、落ち着く環境だった。

造りやその立派さから、美術館が併設されているのかと勘違いしたほど。

 

まだ雨が降る旭川で輪行解体

駅の外に出てみると、まだ雨は止んでいなかった。

予報だと、旭川はそこまで強雨ではなく、しかも時期に止むとのこと。

 

今まで見た北海道の、どこよりも栄えている。

というのもまだ札幌に行っていないからだけれど。

 

spexializedの自転車と、apiduraのバイクパッキング

解体した。

赤と黒のフレームに、apiduraで統一したバイクパッキング は我ながらスタイリッシュでかっこいいと思う。

 

緑色のは鍵で、軽くて使いやすい。

 

ホイールはレーゼロナイト。

 

 

青色のは確か、ジャーナルスタンダードで買った大きめのサコッシュ。

強めのナイロン素材で、引き裂きとかにも強いので安心。

 

本日の宿は、スーパー銭湯

話を聞くと、宿とかじゃなくてスーパー銭湯とかの方が安く泊まれると言うので、向かった。

しかも仮眠室で仮眠が出来というので、万々歳。

テントで普段寝ている人が、仮眠室で眠れないはずがない。

 

荷物を置いて、旭川を散歩

雨の旭川駅前

まだ少しだけ雨が降っていたけれど、僕は基本的に傘をささないタイプだし、

そんなに強くなかったからカメラを持って散策した。

 

旭川は、不思議な街だった。

例えばでいうと、少し静かな博多、みたいな。

 

お店が多いし、人も結構いるし、散歩していたら急にガールズバーとかその手のお店が並んでいる路地があったり。

意識してからはキャッチがめちゃくちゃ多いな〜と気づいたりもした。

 

「らぅめん青葉」の」絶品味噌ラーメン

ぐるなびだか食べログだかで調べると、らぅめん青葉の味噌ラーメンがめちゃくちゃうまいとのことだったから立ち寄ることに。

カウンター席に通されて、店主らしき人と話したら、1年うち3分の2くらいは有名人が来るらしい。

それくらい、有名で美味しい店。

 

出てきたラーメンはこんな感じ。

少しピリッとしていて、味噌の味が凝縮されていて、一瞬で食べ終えた。

 

面白いお店で、やはり旅人が多く来るらしく、食べ終わったらノートに一言書く風潮があったから書いておいた。

 

_fragments_asahikawa

腹を満たしたあと、少し散歩をして、宿(スーパー温泉)に帰った。

帰る途中にも、幾つも面白い被写体があったから思わずシャッターを切る。

 

 

北海道の夏の、終わる寂しさを表す破片だった。

 

明日は富良野&美瑛&晴れ!!!!!!

明日は、少し距離は短いけれど、60kmくらい走って、富良野と美瑛に向かう。

 

し!!か!!!も!!!!明日はいつぶりかの晴れです!!!

ウキウキする気持ちを抑えるのに必死になりながら、仮眠室でコースの確認を行う。

 

通信制限になったので眠った、、、。

おやすみなさい。