北海道自転車一周旅12日目:旅はついに終盤…豪雨を越えて札幌に到着【富良野〜札幌】

北海道自転車一周旅12日目。

 

星に手の届く丘キャンプ場でテント泊をし、

今日は友達が住む街、札幌まで約120kmの旅路だ。

 

朝方、雨に降られた気がしていたけれども、

テントから出た頃にはやんでいた。

 

僕に残された北海道旅は、せいぜいあと3日と言ったところか。

夏の終わりをひしひしと感じる。

 

 

 

富良野から札幌へ

今日のルートは、少し面倒くさくて

富良野→芦別→三笠→岩見沢→江別→札幌、と

芦別岳が富良野と札幌の間にあるために遠回りをしなければならない。

 

だけれど日中の天気予報的には、雨が降らずに済みそうだ。

(毎日天気のことを気にしている)

 

今日は山道だし、そこそこ距離があると言うことで、少し頑張らなきゃいけない日。

15時くらいには到着したいなあと思っていたから、7時半には出発した。

 

星に手の届く丘キャンプ場から見えた景色は、思わずシャッターを切ってしまうような景色で

これからの旅路をワクワクさせてくれるような気がする。

星に手の届く丘キャンプ場から見る富良野

 

標高400mから一気に下り、セコマで朝飯と行動食を補充。

毎朝同じものを食べ、自転車を漕ぐ。

 

こっちに来てから少しの間は、ケツがめちゃくちゃ痛かったしすぐバテていたけれど

今となっては休まずに80kmとか漕げるようになっているし、平均25kmくらいで走れてる。

 

そんな生活リズムがもうすぐ終わってしまうことがさみしく感じられる。

元の生活に戻って、人混みに紛れ電車に乗り….嫌だなあ。

 

これから芦別に向かい、そこから南下する。

 

135号線を走っているんだけれど、相当アップダウンが多い道だった。

峠なら上がり続けて下るだけだからまともなんだけど、

この道は上がったり下がったりで、むしろ苦しい。

 

しかも終わりが見えないし、上り切ったと思いきやまだまだ、みたいなのが続く。

 

しかも、ゲリラ豪雨。

もう意味わかんない本当。

 

どうして雨予報じゃない日に雨に打たれないといけないんですか。

きっと、僕は雨雲と同じ方向に動いてしまうルートなんだ、それが毎日続いているんだ。

すごい悪運だよ。

 

だけど、少し見えた晴れ間は本当に綺麗だった。

おそらく山間部を走っていたから雨雲が発達してしまったのかな。

札幌の方は、晴れ予報だからこれからは、ザ・夏休み、みたいな天気の中走れるんだろうな。

 

まだまだ山の中だったけれども、セコマを見つけたから寄ることに。

 

ふと距離を見てみると、74kmすでに走っていた。ノンストップで。

ここ1週間でめちゃくちゃ足腰鍛えられてるなあと実感する。

 

初日なんて、30km漕いで休んで、の繰り返しだったのに。

日勝峠なんて足ついたもんね。

 

三笠市、そして岩見沢へ

三笠市まで降りると、もう完全に雨雲は消えていた。

それどころか、予想通り最高の青空だった。

 

こっちに来てから青空は数えるほどしか見れていないからか、

青空を見ると、いつまで続くんだろう、とかどうせいつか消えてしまうものだ、とかを

無意識的に考えてしまう。

 

そして岩見沢に着くと、流石に車が増えてきた。

都会に向かうにつれて、旅の終わりと言うか、元の環境に戻ってきてしまった寂しさがこみ上げる。

 

信号なんて久々に見る。

 

ここまで天気にツキはなかったけれど、風向きには恵まれていて、ほぼ追い風だったと思う。

でも岩見沢に入ると猛烈な向かい風に襲われて、ペースがかなり落ちる。

 

ブログを見ていると、よくオロロンラインを北上する時めちゃくちゃ風が強い、と

書かれているのを目にする。

 

今年は南下する予定で、恐らく追い風だっただろうなあ、

来年はどうしようか、と向かい風の猛威ををまじまじと感じていた。

 

そして道路標識には、札幌の二文字が。

もう目と鼻の先なんだな、と実感する。

 

楽しみだけれど、これまでの自然とはまた少し違う魅力。

友達の家に泊まれるし、久々の都会で便利さを、ありがたみを身に染みて感じることになる。

 

札幌市に突入した。

本当に風が強くて、滅入ったしお腹が空きすぎてハンガーノック気味だったのを覚えてる。

でも友達を昼飯を食いたかったがために、空腹で会う、と言うことを目標にしていたから絶対に食べなかった。

 

 

札幌の中心に近づくと、確か中央大学だったかな、

サイクリングサークルに出会った。

彼らはめちゃくちゃ軽装で、どうしてこんな格好で走れるんだろう、地元民かな、と思っていたら、声をかけてくれた。

話を聞くと、車班がいるらしく、そこに荷物を預けているんだそう。

ってことは、浜頓別で見たあの手ぶら自転車集団も彼らだったのか。

 

なぜか成り行きで集合写真を撮って、別れた。

 

札幌着弾!!!!!

ついに着いた。

北大に通っている友達の家は北大の真ん前にあって、

玄関は少し狭かったけれども無理やり自転車を押し込んだ。

 

なんと言うか、ずっと「頑張らなきゃ」的な気持ちがあって漕いでいたんだけれども、

友達の家、札幌に来た途端気が抜けてしまった。

どの道、天気的にもスケジュール的にも行ける場所は洞爺湖くらい。

 

札幌には2泊するから、かなりのんびりできる。

いいのか悪いのか、札幌にいる間(自転車漕がない)は、晴天らしい。

いかにも僕らしい、運のなさだ。

 

今日の記事は短いけれど、雨が降ってたし仕方ない。

明日は札幌市内を探検して、たくさんスナップ写真撮るぞ。