生産終了してしまったフィルム「Rollei Variochrome」の特徴を、作例付きで解説!

今回は、今はもう販売されていないフィルム、 Rolleiの「Variochrome」をレビューしていきます。

独特な味があるこのフィルムはもう、あまり見ない印象です。

幻とも思えるフィルムのことを話していきます。

 

Rollei Variochromeってどんなフィルム?

このフィルムは2017年に限定発売されたカラーリバーサルフィルムです。

  • 35㎜フィルムで、36枚撮り。
  • 推奨ISOは200-400

僕は、320で撮りましたが、かなり暗くなってしまいましたので実際は400を推奨します。

カラーリバーサルフィルムだからネガと比べて、その辺はかなり緻密でかなり難しかったです。

 

販売に関しても取り扱っている店もそんなに多くなかったのですぐ売り切れてしまった印象があります。

ほぼ完売してからは、各店舗のガチャガチャとかで発売されていました(笑)

が、しっかり在庫があったという感じではなかったです。

 

結局2つ手に入れることができて、僕は2017年の夏に京都のカメラ屋で手に入れました。

もうひとつは横浜のにある、よく行くカメラ屋で、ガチャガチャでゲットしたのをプレゼントしてもらいました。

 

それでは作例と一緒にレビューしていきます。

作例を交えてレビュー!

今回のレビューに当たって使ったカメラは、

  • Olympus om 1

レンズは、

  • OM system G.ZUIKO

 

まず、このフィルムの印象としてはとても粒子が多い

粒子は多いんだけれども、色はとてもなめらかで、鮮やかな印象。

僕の設定が悪かったのもあるけれど、少し暗めだな、という印象もあります。

 

あとは、若干トイフィルムっぽい。

色は、現実で見ている色と実際写ってる色でさほど変わりはないんですが、印象として少しロモフィルムのような印象。

 

そして、僕の一番好きなところでもある、色がとても暖かい、という点。

実際の色よりも温かみがあって、ダイレクトに色が広がっているというよりはジワーっと、目に入ってくるようなあ感じです。

では、実際に写真を見ていきましょう。

 

作例たち

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これは、京都の四条通り。全体が少し赤くなっているのがわかると思います。

けどそれもまた、味になっていますね。

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鴨川と、京都タワー。これらは、逆に少し冷たい色合いの印象。

だけど、色が本当に暖かい、鮮やか。

特に、京都タワーの後ろの雲、まるで油絵とかで描いているような味です。

本当にやさしく目に入ってきます。ザ・フィルムという印象。

 

他には、

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特に赤系は、炎みたいに色が出ます。

総合的に、影とか、暗いところでは、少し色が伸びないっていう印象。

 

ISO値をもう少し上げれば改善されそうだった感覚はありあます。

兎にも角にも扱いは簡単でないというのがわかります。

ただ、本当に目に優しく入ってくるのでロモフィルム系が好きな方にはハマると思います。

 

こうすればもっと良かった、、

 

  • ISOを400にする

ISOを上げれば当然のことですが暗いところにも強くなれます。

上げれば上げるだけ粒子は増えますが、そもそも映らなければ意味がないので上げるべきだったなと後悔しています。

 

  • 逆光では撮らない

まとめ

僕は、このフィルムが本当に好きで、できることならたくさん買って撮りたかったんですが手に入れられなかった、レアなフィルムでした。

味は、暖かめ優しい印象。

もし再販することがあれば、ぜひ撮ってみてください!