北海道自転車一周旅:3日目 台風の影響で帯広ステイ。ひたすらスナップ写真を撮る

前日の夜、皆口々に言っていました。

「明日はステイだな。明日は進まない方がいい。」

僕はそれでも進む予定でしたが、本当にみんなに止められたのと、雨風が想像以上に強くなるようだったので、ステイを余儀なくされました。

 

そもそもの話、1日目も本来の目的地まで進めなかったことから僕はだいぶ焦っていたので、

ステイはありえないと思っていた中のステイだったから気分はよくはなかったけれど。

 

せっかく来た北海道だったので、散歩でもしてスナップを撮ることに決めたのです。

 

 

朝起きると、雨は降っていなかった

3日目はステイということで、朝はいくら寝坊してもいいな、と思い、10時くらいに起きた気がする。

ただリビングで先に起きていたおばさん・おじさん層がめちゃくちゃ騒がしくて何度も起きた。

また知らない天井だ。(シンジ)

 

エアマットが心地いいからたくさん眠れる。

 

活動し始めたのは、もうお昼前だったと思う。

昼飯を買いに外に出ると、雨は降っていなかった。

(これ完全に進めたなあ)と後悔したけど、今日はここにいるって決めたから。

 

確か、カップ麺を食べたと思う。

こっちに来てから、アウトドアらしいものや現地のグルメ的なものはほとんど口にしていないことに気づいた。

北海道らしいものってどこで食べられるんだろう。そんなことをぼんやり考えていた。

 

お昼を食べてから少しまた昼寝とかしたっけ。

それからは、外に出て散歩をしながらスナップ写真を撮ることにした。

 

自転車で走れないとは言え、カメラがある。

僕の旅は自転車とカメラの二刀流だから、カメラがあれば、それもまた楽しめる。

 

幸い、雨が降っていなかった。

 

散歩とスナップ

被写体はたくさんあった。

撮るぞ!と決めて散歩すると、身の回りのすべての物体が被写体になるからとても楽しかった。

 

ひまわり。

本州では、おそらく今が咲き時だと思うけど、北海道のひまわりは八月中旬でもう終わっていた。

枯れかけているひまわりを見て、無性に不安で寂しい気持ちになった。

 

その日は何曜日だっただろう。

確か定休日じゃなかった曜日な気がするけど、店は閉まっていた。

このお店はいつやっているんだろう。

街のはずれにあるだけで、こんなにも寂びれた雰囲気になってしまうんだな。

 

白樺の木。

いつもは遠目に眺めているだけだけど、こうやって近くから見てみると、また違うモノに見えてくる。

案外怖い模様しているんだな、、、。

今回北海道に来て思ったのは、全部の木のシルエットの中で白樺が一番かっこいいなと感じたこと。

(全部の木を見たことあるわけじゃないけど)

 

北海道の緑は優しくて、大きい。

当然都会にはこんな広い空はないし、こんなに多い緑もない。

 

これも緑。

いろんな緑の形。

 

カニの家に戻った夕方

少し歩いて、カニの家に戻った。

みんな、各々濡れたテントやらギアやらを干していたから僕も真似して干した。

濡れたわけじゃないけど、そう言えば匂いが気になるなと思っていたんだった。

 

干す時は、毎年北海道に来る、っていうおじさんにロープを貸してもらった。

そのおかげでテントもタープも干せたし万々歳だ。

 

僕は割と、旅先で知らない人と話すのを敬遠するタイプなんだけど、(だって一人で来ているのに面倒じゃん)

話してみると楽しいことが多くて、このタイプは直さなきゃだなと感じた。

臭い言葉を言うと、一期一会なわけで、その時出会った人と今後仕事で、、なんてこともあるかもしれない。

関わりを持った人すべてを大切にして、機会損失したくないなあと感じた日になった。

 

明日は釧路へ向かう

明日は、やっと進むことができそうだ。

朝一で釧路に向かう。

おまけに、天気は快晴。

最高のサイクリング日和になりそうだと確信している。

 

距離は120kmくらいと、それほどきつくないはずだと思う。

 

このカニの家、出会った人ともお別れ。

旅ってこうやって構成されていくんだなあ。