霧ヶ峰キャンプ場でベースキャンプをしながら
長野県各所をロードバイクでツーリングしていた僕たち。
2日目である今日は乗鞍にアタックすることに決めていた。
キャンプ場で最高の朝ごはんを食べて
さあ出発という流れからなかなか出発できず。
4連休のせいで道も激混みで、本当に畳平に辿り着けるの?
前回と前々回の記事はこちらから読めます。
何かと準備には時間がかかる
確か出発は8時目標なはずだった。
だけれど僕たちは(イエローさん以外)は7時起きのところを
8時前とかに起きてきた上にのんびりと朝ごはんを食べていたものだから、
出発したのはとうとう10時ごろだったと思う。
ご飯を食べ終わっても、そこから洗って片付けて… とやることがいっぱいあるのに
僕たちはのんびりしてしまう。
そういう星の元に生まれてしまった運命なんだなこれは。
そんな中イエローさん(車オタク山田孝之似)は準備を粛々と進める。
駐車場についてからもこれまた時間がかかるんだよなあ〜。
暇だったので僕も自分のチャリの写真を撮る。
自分の写真がほぼない分、こういうところで存在を確認しないとね。
出発!!今年は三本滝レストハウスから
「今年は」というのは、実は僕たちは2年前に松本駅から畳平まで走っていて、
その時相当しんどかったから今回は三本滝レストハウスからにしようとなった。
レストハウスに着くまでの景色もすでに絶景で、晴天で、
絶景写真が撮れるの待ったなしだった。
どこもかしこも人ばかり
三本滝レストハウスに着いたものの、どこもかしこも人ばかりだった。
世の中はコロナからからだいぶ離れているらしい。
確かゴールデンウィークは高速道路で事故が一回も起きなかったほどに、
人の移動がなかったらしいんだけれど。
シルバーウィークとも言われているこの連休は、かなりの移動があるようだ。
おまけに、イエローさんとまさおさんは間違えて6kmほど下に
駐車してしまったから、そこから登ってくることになった。
僕はこれを聞いて、心底妬んだ。
これは、絶対わざとだ。絶景を少しでも楽しむために、
わざと三本滝レストハウスよりも下に止めたんだ。と確信していた。
だけれど三本滝レストハウスに着いたイエローさんの衰退しきった顔を見るとわざとではないらしい。
それにしてもどこをどうしたら間違えるのだろうか。
本当に出発!!
イエローさんはすでに瀕死で、英輔もそんなに登りが得意でないので、
ほぼ僕とまさおさんとの二人旅になった。
はじめの方はみんなで走っていたけれど、いつの間にかいなかった。
三本滝レストハウスを出てすぐに、この日は大当たりだと悟った。
あまりにも天気が良すぎる。
頂上は6度しかなかったけれど、走っている間は十分に暖かく、快適だった。
とはいうものの、乗鞍は一筋縄ではいかない。
僕は2年前の地獄に若干トラウマになっており、
正直ビビっていたので今回は行動食と水分は絶対切らさないように持ってきた。
けどポカリを300mlくらい溢してしまって泣きそうになった。
まさおさんが快調に飛ばしていたせいで、僕は何度も何度も
「止まってください!!休憩!!」とせがんだ。
頂上に着くまでに5回くらいは足をついて休んだ気がする。
こんな青空の中、3000m弱の山頂を目指して走れるなんて、最高以外の何物でもない。
要所要所で本当にきついところが来る。
特に、乗鞍は頂上がずっと見えていながらもその頂上が
遥か上の方に見えるせいで逆に絶望感がすごいのが特徴。
インナーローでもだいぶきつくてダンシングをするけれど、
一度立った後にまた漕ぎ始めるのがしんどすぎて、あまり立たないように漕いだ。
ただ2年前よりは遥かに楽で、
今こうして記事を書いている間にこの乗鞍のことを思い出しているけれど
あまり苦しかった記憶がない。
むしろ楽しくて絶景ばかりだったなあとばかり思う。
全然チャリ漕いでなかったせいで、コンディションは悪かったけれど
距離が短かったおかげで気持ちが切れることなく走れたんだと思う。
幸せの時間
そして、この葛折りをこなしていくと、だんだんと頂上が近づいてくるのがわかる。
それを感じるたびに、力が入った。
むしろ、このまま頂上についてしまうのがもったいないくらいだった。
それくらいに気分が高揚していたし、この景色を見ながら走れることに
幸せを感じていたんだと思う。
そしていよいよ頂上目前まで来た。
カーブがあるごとに、これが最後の曲がり角なんじゃないかと思って進む。
けれどもまだ道が続いていることを知って、ちょっと安堵する自分がいた。
名物のつづらおりは少し紅葉に染まって綺麗だと思った。
次回はいよいよ畳平アタック!
僕たちはついに、畳平に到着する?!
次回も本当に絶景ばかりです。
読んで損はないはず!!です!!