こんにちは。
前回に引き続き、連載記事3/3です。読んでくれている方、本当にありがとうございます。
秋の乗鞍ライド編完結です!!!
いよいよ乗鞍 畳平へ
ついに頂上付近までは来た僕たち。
しかし、日が沈みかけているのと、風がかなり強いこと、気温が急激に下がったことによって、かなりの寒さに体力が消耗しきっていました。
おまけにサイクルジャージ+ウインドブレーカー一枚という地獄のような薄着だったので寒さに耐えれるはずがありません。
もう、頂上は完全に見えていました。氷のような雪のようなものが頂に張っています。
ラストはラストで、本当に斜度がきつい、、。
単純に足を使い切っているだけかもしれないけど、全然進まないし寒いしでかなり苦しかった。
ただし、景色はいい。正直この時は、寒すぎて手はかじがんでいるから写真を撮る余裕なんてなかったんですが、せっかく来たんだからと思って撮り続けました。ここまできて思い出に残さないなんて、さんずいの方の男には決してなれないと、自称写真家としての魂が叫んでいました。
手袋を外すこともできないからそのまま撮った(笑)
これでここまで来た証ができた。やっぱり自転車できたからには自転車を写さないと。
何回も寒いって書いてるから、しつこいかもしれないけど、本当に寒かった。
この連載記事1/3の初めにも書いたですが、僕はこの日を21年間で最も死に近い日だったと、表現してます。
そのくらい寒かったし、このまま体温が下がり続けたらどうなるのか、いつまた頂上がガスるのか、考えると恐かった。
薄着できたことを本当に後悔した。
だけど、本当に絶景。迫力がある。
さすが、日本一の標高を持つ公道。簡単に上らせてくれるはずがなかった。
絶景。
息をのむほどの絶景。こんな景色は死ぬまでにあと何度見れるだろうか、そう思えくらいには絶景でした。
あまりにもキツすぎるけど、年に一度くらいだったらぜひ行きたいと思います。この景色を見れるなら、頑張れると思います。
本当に綺麗です。
僕たちが着く10分前は少しガスっていて、どうなるかと思ったけど、近づくにつれて晴れていった。
本当に綺麗な青だった。
きれいだなあ、、、、右下には、
今まで通ってきたつづら折りが全部見えるのだが、そこを撮るのを忘れてしまった(笑)
なんならエコーラインの撮影が醍醐味なんじゃないかってくらいなんだけど(笑)
なのでイエローさんの写真を借りました。
あれを左に曲がればついに県境。長野と岐阜の境の先に、畳平がある。
着いたぞ畳平、、、、、、、。ここに来る直前で辛すぎて涙が出そうになったけど、結局寒すぎたから何も出なかった(笑)
でも登り切った時には空を見上げて登り切ったぞ、って笑顔になりましたよ。
銀嶺荘で休憩、ガスってきた
あり得んくらいガスってます。
このあとガスが晴れたからよかったんですが、これがこのままだったら走行が危険だしどうしていたんだろう。山は本当に恐ろしい場所だ。
中に売店があったので食しました。二個も食べた。
確かに揚げたててで、すごくおいしかった、、、、。疲れた体にしみる。
それと、紅茶。暖かいから、冷たい手で触ると手がめちゃくちゃ痛い(笑)
割と手の感覚はなかったのでいうても暖かさはあまり感じませんでした、、。
けどこれで少し回復したから再出発。
乗鞍岳の標高が書いてある看板。寒すぎて構図を決める余裕もなく、肝心の標高が見えない(笑)
県境に戻ると、シノがいた。僕たちのプランでは上ってきているシノを申し訳ないけど回収して一緒に下る、
というものだったけど、たどりついていた!
けど、フロントのブレーキのネジがとんだだか何だかで治さないといけなかったらしくて、極寒の中、修理を待った。
この時本当に寒かった(笑)
結局、僕たちが耐えられなくなって、ブレーキを広げる、という結論に至って無理やりそれで下ることになった。
それからはひたすらダウンヒル。
下りの方が辛い説
登りはきついてけど漕いでるから体は温まるわけですが下りは猛烈な風をひたすら浴び続けているような状態。地獄じゃないですか?
手の感覚がほぼないから、下りはめちゃくちゃ怖かったし、漕がなくても進むから体が温まらなくて寒い。
背中や腕が常に震えてて硬直してるから、体がかなり疲れた。
標高1500mくらいにはもうかなり暗くなっていた。
けど下りだからスピードは出やすいし、道は凸凹だから、かなり走りにくかったし、絶対だれか段差で自滅するなあっていうのは思ってた(笑)
真っ暗で車がガンガン通っているのに下りだからってみんな飛ばしすぎだった(笑)
下りはバカ飛ばしまくって松本市内突入(笑)
なぜかオシッコに行きた過ぎて30分間くらいで2回も放尿しましたよ。
今夜の宿は、ゲストハウス「松本の宿 サンキューヒポポタマスホステル」
ここの宿は今まで止まったゲストハウスの中で、最高レベルだったんじゃないかなと思います。
古民家をリノベーションして作っているので、内装が和風でとても落ち着く。
スタッフの方も親切だったし、ホームページのデザインもとてもかわいい。
少し休んだあと僕たちは銭湯に向かって、コンビニで夕飯を買った。
疲れて冷えた体に銭湯は最高。
このために走ってきたんじゃないかって、勘違いするくらい気持ちよかった。走り終わった後の風呂ほど気持ちいものはなくて、本当にフワア〜〜〜〜〜〜って言っちゃいますよね。
戻ってリビングのストーブの前で明日のルートを話しながら飯を食った。リビングは公共スペースなので自由に使えます。コタツもあるし快適すぎました。
改めてハードなライドだった。楽しいだけだと思ってた乗鞍ライド。
こんなにきついとは思わなかった。でも、最高な景色が見れて本当に良かった。
ありがとう乗鞍。おやすみなさい。
明日は高ボッチ高原アタックです。
どうぞお楽しみに。
フィルム現像が終わったので
使ったカメラとフィルムは、
- Olympus oz10
- Rollei Variochrome
でした。
コンパクトフィルムカメラは持ち運びにとても便利で、自転車旅にもたまに持っていきます。
オートフォーカス、タイマー、フラッシュなど、最低限必要な機能は揃っています。
フィルムは2017年の夏に限定発売されたフィルム。
開封してから時間がたちすぎていたって言うのと癖の強すぎるのが特徴と言うのもあって、思っていたような写りはしませんんでしたが貴重な思い出になりました。