九州自転車一周旅行記:11日目  日向→別府 ついに一周達成。最後にふさわしい別府の街

昨日は怯えながら眠りについた。

だけど、おそらく一度も目を覚まさずに朝を迎えた。

(毒を盛られたか、、?)

詳しいことは前日の記事の後半にあるのでのぞいてみてください。

九州自転車一周旅行記:10日目  日南→日向 絶景すぎるオーシャンビューと爆風

 

シュラフは落ち着く。

テント泊で寝るのは少し怖いけど、昨晩は部屋+シュラフ

この組み合わせが一番最高なのだ。

ホテルの、めちゃくちゃ綺麗に整えられたベッドよりよっぽど眠れる。

 

そして、今日は心なしか目覚めが良かった気がする。

 

別府に行く日。

ずっと行きたかった街。

 

九州を周りおえる達成感よりもこの土地を離れる時間が近づいていることの寂しさの方が大きくなるんだろうな。

 

これから見る景色は死ぬまで色褪せないものになると思う。

 

 

「民宿 磯」

店主さん、疑ってごめんなさい。

この宿は総じて良い場所でした。

値段は安すぎるし、料理は美味しいし、店主さんと奥さんもとても優しくて良い人たちでした。

あの方達に会うだけ為にもう一度行っても良いと思うくらいでした。

 

この宿に泊まれて良かった、、。

新しい人やコミュニティと接点を持つことが億劫な僕からしたら、初めてなのに親切にしてくれる人が本当にありがたいのです。

 

良かった。

 

出発、今日のルート

今日のルートは、

延岡までは国道10号線を、そこからは326号線に入り、豊後大野市→大分→別府

という流れ。

距離もそこそこで、140kmいかないくらいです。

獲得標高は2000m程度。

総じてそこそこ、のコース。

 

民宿前の激坂を登り、いよいよスタートです。

 

膝はかなり痛いですが、最終日ランなので感関係ありません。

これが終われば、温泉

もうそれしか考えられない。

 

序盤はまた海辺に沿って走るコース。

今日も相変わらずの向かい風。

 

ボトルの苔が取れない

今に始まった話ではないのですが、ずっとボトルの汚れが取れないんです。

それはそうで、1月の千葉一周ライドの時からずっとポカリを入れっぱなしだったのだから。

でもこうして無事使えているし、汚れがひどくても全然使える、ということがわかりましたね。

旅に出る前日に重曹につけておいたのが良かったのかもしれません。

 

延岡を通過

宿を出て程なくして延岡を通過しました。

延岡というと、長距離の記録会でよく使われている場所なので知っていました。

結構大きめの都市というイメージがあります。

あの山を越えていくんだと思うとゾッとしました。

大した登りではないにしても、登るということ自体がもう体に負担すぎるんですよね。

別府に行くには試練が多いな、、。

 

この国道10号線は、路面の状態が良く、道路も広かったのでそこそこ走りやすかった記憶があります。

さすが、国道。

しかも平坦だったのでのんびり漕いでいてもそこそこ進むのも魅力的。

 

326号線を進む

延岡を通過すると、左に折れて326号線に入ります。

ここから少しづつ登りが始まってゆくのです。

ちょうど登りが始まってるあたりに差し掛かります。

 

これから登るということで、道の駅北川はゆまで腹ごしらえ。

西南戦争がここであったらしい。

西南戦争とかちゅ学校くらいから聞いていなかった響きだなあ。

ここでもチキン南蛮を食しました。

昨日ほどではなかったけれど、めちゃくちゃうまい。

こっちの飯はハズレがなくて、安定してとても美味いんです。

 

ここの道の駅の前から見える景色が綺麗だったなあ。

縦の構図をうまく使った、の図。

 

ここからは本格的な登りになってくる予想です。

 

間違いない、来るな。

 

でもなんかパッとしなというか、登りかどうかわからない登り、みたいな状態が続いています。

なんだかんだこういう登りが一番辛くて、ギアを上げたり下げたりひっきりなしに気にしなきゃいけないです。

ずっと登りなら変わらないから楽なのに。

しかも同時に向かい風とか来ると変に力んじゃって踏みすぎちゃうんですよね。

 

未知との遭遇

のらりくらり登っていて、まだかなあ、まだまだ登るんだよなあと考えながら走っていました。

ファッ?!?!?!?!??!??!??!

なりますよね、ファッて。

これ見た時本当びっくりして、なんでこれがここにいんの!?て声に出して驚いたと思います。

 

ここはジブリとか全く関係ない場所なはず(自社調べ)なのにな、、。

優しそうな、巨人だなあ。

 

峠を登る&大分県に突入

いよいよ本当の登りが始まってきました。

それと同時に、大分県に突入。

湯気がOITAの文字になっている。

人生初の大分県です!!!!

温泉の街、これを目指してここまできたんだよなあああ。

 

登り始めたところで、道の駅宇目で休憩。

 

ここではキャンプもできるそうです。

しかも結構広め。

まあでもここは今標高300mはあると思うので寒くててらいと思いますが。

 

ソフトクリームを食べてすぐに出発。

確かここでつむりさんからリプがきた気がする。

 

緩やかな登り。

車全然こないし道路綺麗だし言うことなしです。

山の彩りが綺麗です。

なんだかこの道は四国カルストに向かった道によく似ているなあ。

のんびり登ります。

 

そこを下ると、

初めて別府の文字を見たぞ!!!!!!!!!!!!!!!!!

確実に近づいている!!

別府と終わりが。

 

別府の看板が見えてからは本当にすぐに大分の街に出ます。

だんだん日も傾いています。

まさにエンディングな雰囲気。

 

海辺まで出ると、あとは国道10号線をひたすら北上するだけです。

ここがまたすごくよかった、、、。

夕日が山に隠れ初めて、少し焼け始めている色。

真横は海。

別府方面に向かってみんな流れています。

 

なんだか自分の中で別府が誇張されすぎてて、みんな別府に向かうんじゃないかとさえ思っているくらいでした。

最後もかなり向かい風でしたが、今回の旅で九州を走れるのはこれで大体最後になるだろうと思って踏みまくりました。

ブレブレだけど別府ん街が見えてきました。

山肌が丸見えで特徴的な丘。

 

別府につながっている線路。

 

僕の大好きなcmの、大分むぎ焼酎二階堂。

 

本当に別府にきたんだな、そう実感しました。

この街は最後にふさわしい場所だと思いました。

本当に時間がゆったり流れています。

ここにきた瞬間にそう感じた気がしました。

 

もう終わってしまうのか、、九州ステージは、、。

 

 

別府に到着、そしてナイトウォーク

宿に着いてから、簡単に外出支度を整え、温泉咎飯を食べに出発。

泊まった宿は、

別府ゲストハウスというところ。

結構部屋がたっくさんあるし、とても落ち着く雰囲気でした。

 

お店の名前は忘れてしまったんですが、餃子とラーメンをはしご。

満腹になったところで、初・別府の温泉に入ります!!

 

竹瓦温泉

多分ですが、ここはめちゃくちゃ有名な温泉な気がします。

道後温泉のように、造りが本当にしっかりしていて、風情があり、見ているだけでも楽しかったです。

 

お風呂はめちゃくちゃ特徴的で、入ったらすぐに脱衣所があって、もうそこから温泉が筒抜けになっているといるスタイル。

脱衣所と温泉の区切りがないのは初めてだったので、恥ずかしかったというか、ちょっと不思議な気持ちになりました(笑)

 

竹瓦温泉の温泉にはシャワーなんてものはないし、本当に温泉と、水が出る水道が一つ、って感じで、初めての温泉にしてはハードルが高すぎました、、、。

これもいい経験です。

もうこれで明日から別府に馴染めそうです。

 

入浴後のいちごみるく(着色料いっぱい)

 

そのあと宿に戻り、休みました。

 

今日のまとめとコース

11日目で九州を(約)一周したわけですが、もう少しちゃんと走り込んでおけばよかったなあ、と後悔しかないです。

ケツは痛いし膝も痛いし首も痛いし。

あの姿勢に慣れてなさすぎて色々とガタがきてしまいました、、。

次に何処かに行くときはちゃんと鍛えておかないと。

 

明日からは2日間、別府の街を散策します。

そして、2日後の早朝にフェリーで愛媛へ

そこからどこに行くかはお楽しみです(楽しみに待ってくれる人、いるのかな)

 

読んでくれている方々、本当にありがとうございます!

もしよかったら、コメントやSNSなどで感想を言っていただけると嬉しいです。

コメント打つときにメアド入れるのめんどいかもですが、消し方わからなかったので、入力お願いしますごめんなさい(泣)

 

つづく