今回は、留学中に買ったモノクロフィルム、Kodak 400TMAX をレビューしていきます。
このフィルムは、僕が初めて買った、モノクロフィルムです。
どうしてこのフィルムを買ったかというと、住んでいた町のカメラ屋さんには3種類のフィルムしか置いていなかったからです(笑)
そのうちの一つがこれがったので、モノクロも使ってみよう、ということで手を出してみたのです。
- 使ったカメラは、Olympus om1
- レンズは、Om system g.zuiko
ヨーロッパではやっぱり映えるしモノクロって、かっこいいな、撮るだけで様になるな、今回撮影してみてそんな印象を持ちました。
撮影場所は、僕が留学していた、
スペイン・クエンカ、そして、パリ。
ヨーロッパの街並みは最強に映えます。
初めてのモノクロ現像で、仕上がりがめちゃくちゃ楽しみだった、このモノクロフィルムをレビューしていきます。
パリの街並みは、
【レビュー】パリの街を、Kodak Ektar100で撮影してきた!
でも記事を書いているので気になった方は読んでみてください。
まず、kodak Tri Maxとは??
このフィルムは結構歴史のあるフィルムで、60年前に、トライXとして発売されたが、その後、400TMAXとなりました。
昔はもちろんモノクロしかなかったので、戦争の時代はほぼこのTMAX シリーズで、撮影されたといわれています。
それくらい昔から愛されているフィルムで、歴史があります。
また、Portraシリーズのように、これもまたTMAXシリーズのようなもので、
- 100
- 400
- 3200の3種類があります。
『T』の意味は、
T粒子、というものが由来。
これは、コダックの特許技術で、フィルム内の、銀粒子を平らにして分散させることで、化学反応の無駄をなくして、好感度と微粒子を可能にしたものです。
難しいですね、、。
つまりは本来もっと荒く写る上に、高いISO値のフィルムを作れないのに、特許技術で作れるようになった、というところでしょうか、、。
だから3200という好感度を実現させることができたんですね。
とは言っても、そこまでなめらかだなあ、といった感じではなく、フィルム感の残った、いい具合の粒子が広がっています。
車を撮っただけでもいい感じになります(笑)
また、暗闇の部分は少し弱いかなといった印象。
撮るときは、設定ISO を下げるか、シャッタースピード、絞りをいじるかする必要がありそう。
作例を見ていきましょう!
日本では、まだこのフィルムを使ったことがないから何とも言えないんですが、ヨーロッパ(海外??)で、めちゃくちゃ映えるフィルムだと思いました。
何回も言ってます(笑)
日本だと、どちらかというと富士フィルム。
色がついて、鮮やかなほうがいいと思うんだけれど、海外は人を撮るのもそうですが、なんでもカッコよく映る感がある(笑)
建物にしても、風景にしても、めちゃくちゃかっこいいフィルムです。
クエンカのカテドラル
よっぽど逆光でなければ、どの明るさの部分もきれいに写ると思います。
例えば、2枚目の、テントっぽい中の日陰の中も、見やすいというか、しっかりとよく見えていますね。
細部までしっかりと写るのは撮る側としてはありがたいです。
人も映える、髭がかっこいい。
クエンカの素晴らしい建築物と世界遺産
2枚目は、クエンカが誇る世界遺産、『宙吊りの家』と言われています。
正直そんな吊られてる感はない(笑)
中にも入れますので、ぜひ。
やっぱり、ちょうどいい塩梅の粒子がいい。
ノスタルジックな感じがたまらない。
パリの街並み
あとは、パリ、エッフェル塔。
この写真は個人的にめちゃくちゃ好きで、しばらくiPhoneのホーム画面位していたぐらいでした(笑)
パリのモノクロは、まるでタイムスリップしたかのような感じでした。
映画でいう、ミッドナイトインパリ、みたいな。
また行ったら間違いなく同じフィルムで撮ると思います。
日本からいくとかなり時間とお金がかかってしまう場所だったので滅多にいけるところではないので、エッフェル塔をしっかりと撮れたのは本当に嬉しいです。
Amazonや楽天などで安く買えそうです
ISO 100も見つけました。
モノクロはあまりの多くのお店で置いていないイメージがあります、、、。
まとめ
どうでしたか、このフィルム。
僕は撮りながら、絶対いい写真だなあこれ、とか思いながら撮っていました(笑)
それくらいモノクロというのは、かっこいいイメージがあったし、いつか絶対に使っておくべきものだとは思っていました。
期待を裏切らなかったし、今でもたまに撮りたいと思って写真を見返したりします。
まだ撮ったことない方、是非お勧めします!