【ハイキング】真夏の西伊豆スカイラインのトレランコース歩いてきた

真夏の7月、簡単なトレイルを歩きたいなと思い、西伊豆スカイラインへ向かった。

 

入道雲が青空の中に浮かび、日差しは強く、緑は青々としていて。

改めて自然の中にいると心が解放されていく気がしていた。

 

達磨山レストハウスから登山開始

東京から夜の道を走る。

遅い時間になると、西湘バイパスや箱根は車が少なく、静かな夜だった。

 

前日は道の駅 伊豆ゲートウェイ函南にて車中泊をした。

ここは何度か泊まっている場所で、伊豆方面に進むならちょうどいい休憩所だと思っている。

セブンイレブンが併設されているから、食料の調達もスムーズにできる。

 

 

達磨山レストハウスに到着すると、歩く前からわかる。

晴天だった。

まばらに雲が残っているものの、絶好の登山日和。

暑さはかなり気になるものの、心が昂るのがわかった。

 

 

中学3年生の3月に、父親と歩いて以来の伊豆トレイルだった。

あの頃は毎日10km以上必ず走っていたこともあり、さほどきつい記憶はなかった。

だけど今登ってみると、案外きつい。

それほどないように見える斜度も、息が切れることがしばしば。

体力の衰えを本当に感じる。

 

 

戸田峠に出るまでは、こういったひらけた林道が続く。

このエリアは虫も少なく、カラッとしていて気分がいい。

 

 

戸田峠を抜けて、達磨山までは少し奥まった林道を歩く。

隣には車道が並走しているので、普通に車道を歩いた方が楽なんだろうな〜と思いながら、延々と続く階段を登った。

 

小達磨山から見えた駿河湾

少し進むと、海が見え始めた。

 

 

本当に夏の天気。

井上陽水の少年時代を聞きたくなるような風景。

永遠に続いて欲しいなと無意識に考えてしまう。

 

遠くに見える街は、戸田かな?

湾の中には船が浮かんでいて、生活を傍観しているようで呑気な気持ちになる。

海と森に囲まれて、良いところだなとつくづく思う。

 

 

振り返ると、愛鷹山が見えた!!

高校時代は学校から水神社まで往復24kmもの道のりをよく走らされた。

思い出の山。

景色が良くないらしいので登ろうとは思わないけれど…。

 

雲に隠れて富士山は見えなかった。

そして相変わらず駿河湾が夏を感じさせてくれた。

 

いよいよ達磨山へ

子達磨山からの林道を抜けて、県道127号にぶつかると、いよいよ達磨山への階段が始まる。

 

ここから見ると、稜線と階段がワクワクさせてくれるけれど、登ると本当に地獄。

同じ斜度の坂道の方が楽なんじゃないかと思う。

個人的に、階段はリズムが狂うし登らされている感じがするから好きでない。

階段を少し登ったところ。

富士山はやっぱり見えなかった。

子供の頃から、富士山を見ながら育ってきたせいか、ことあるごとに無意識に富士山を探してしまう癖がついてしまった。

 

ここへはよく自転車できた。お気に入りの場所。

ヘアピンの先に広がる空が大好きだった。

当たり前だけれど、同じ風景を何度も見ると感情の揺れが弱くなる。

初めてここへきた時に戻りたいなと思う。

 

 

本当に長い階段を越えると、達磨山が見える。

頂上には、ゴツゴツした大きな岩が数個あった。

登山らしい登山をしていないせいか、あっけないせいか、あまり感動はなかったけれど、

とりあえず一休みできることに安心した。

もうこの階段はしばらくいいかなと思った。

 

 

少しの間、ティーブレイク。

ご飯も持ってきたけれど、あまりにも暑すぎるからコーヒーだけにしようと言った。

ホットコーヒーだからどっちにしても熱いことに変わりはないけれど….。

 

 

まあでも登山とコーヒーはセットのようなもので、休むときにはコーヒを飲みたくなる。

休んだら、また歩きたくなる。これの繰り返し。

 

暑さときつさのこともあって、ここで引き返そうという話になった。

北アルプスのような大迫力の展望は望めないから、あんまり頑張らなくていいよねと。

 

下りきって、東京に帰る時、不意に見た風景が夏だった。

 

 

伊豆トレイルの装備と記録

 

今回のベースウェイト。

これだけでも、意外と2kg弱はある。

数値化するのはとてもいいと個人的に感じていて、

こういうことを繰り返していくと道具の選定と自分の体力を知ることにつながっていくんだと感じた。

 

 

小達磨山・達磨山 / 大知さんの活動データ | YAMAP / ヤマップ