昨日は北海道初日で、且つ峠道ばかりでめちゃくちゃ消耗した。
正直自転車に乗ったのは4ヶ月とか5ヶ月とか、そのくらいぶりだったので、余計にだった。
そして今日は帯広に向かう。
宿は決めていないけれどどこかしらには泊まれるんじゃないかと思っている。
本当は、昨日帯広付近まで、今日は釧路までの予定だったから少しロスがあるけれども
なんとかどこかでロスを帳消しにしたい。
準備編、1日目はこちらから読めます。
めちゃくちゃケツが痛い
おはようございます。
今日の場所は日高町の沙流川キャンプ場です。
空はどんより曇っているけれども、雨とかそういうレベルの悪さじゃなかったとホッとしている。
2日目の朝ということもあって、久々の自転車で疲れもあるし、生活リズムがまだ横浜にいた時のグータラリズム。
朝起きるのが相当辛かったがなんとか体を起こした。
何をするにも、支度は好きだけど片付けは嫌いな僕だから、
テントなどの撤収は本当につらい時間だった。
とはいえ、北海道2日目のまだ何も知らない、未知の地を進むワクワクは大きかった。
朝飯は近くにあったセイコーマートで摂取。
セイコーマートには本当にお世話になってるなあ。
漕ぎ始め、こんなんでチャリ漕げるか!!!!ってくらいケツが痛かった。
これが数日続いて、漕ぎ始めが本当に辛い旅初めだった。
地獄の坂、日勝峠へ
今日のルートは、
274号線→38号線をひたすら東に進むだけ。
いきなりこんな感じの真っ直ぐ道。
テンション上がってます。
パッキング周りを微調整していたらめっちゃ速い大学生くらいの人が抜かしていった。
あの人はどのくらいで日勝峠を抜けてたんだろう。
途中、HOAというカヌーとか川下りとかを体験できる施設に寄った。
理由は、ウンコが漏れそうだったからだ。
僕は少しの距離も後戻りするのが大嫌いな性格なんだけれど、
キャンプ場を出た時点で少ししたいなあと思っていたけど戻らないかった。
そのツケが回ってきていた。
どこかトイレを探そう!って周りを見渡してももちろんあるはずがないんだよな。
ということでどう考えても怪しまれると思ったけど僕と全く親和性のない施設に行った。
外国の方が駐車場にいて、声をかけたら快諾してくれた。
済ませて外に出ると、店長らしき方もいて、
どこまで行くんだ?みたいないつもの会話になって。
最後には頑張れよ!!ってすごく応援してもらった。
僕はトイレを貸してもらっただけ(むしろ恩しかない)なのに(笑)
日勝峠は2合目から刻んでくる
日勝峠は1100m級にしては珍しい、ちゃんと高さを刻んでくるタイプの峠だった。
でも言ってもここから700mしか登らないので割と楽勝なコースかなと思っていた。
3合目。
2合目からはまだ全然登っていない。
4合目。
ちゃんと写真撮ってる自分えらい。
4合目を過ぎた辺りから少し青空が見てきた!!!!
めちゃくちゃテンション上がります。
北海道での青空童貞卒業しました。
路肩にある大きい駐車場で少し休憩。
自然だらけだ。
とても幸せな環境にいるんだと、なんども再認識する。
まだまだ綺麗なターマック。
(これからだいぶ汚れることになる)
青空は本当に気持ちいいなあ。
涼しいどころかだいぶ暑さを感じるようにもなってきた。
寒いよりかはよっぽどマシなので最高だ。
少し寒くなってきた。
そして、寒い。
さっき顔を出していた青空が完全に影を潜めている。
曇ってきたのと、標高が上がってきたせいでだいぶ涼しい。
そして何より、足がかなり疲れてきている。
7合目。
初めは楽しかった日勝峠だけど、この頃には地獄としか思えなくなっていた。
向かい風は強いし体は疲弊しきっているし。
この峠は、高さはないけど距離がえぐい。
ゆるゆると登る分には個人的には好きなんだけど、風と寒さのせいで余計にきつかった。
9合目、、、。
心から頂上を求めていた。
頂上、、、、、、、。
マジで辛かった、、、。
北海道はマジで試される大地なんだな、と実感した日になった。
しかもめっちゃ曇ってるし。
ほどなくして清水町に突入。
下の方が正直つらい
頂上について、トンネルを抜けるともう完全に雨だった。
今までは霧雨で済んだけど完全に雨。
そして下りは速度が出るので、めちゃくちゃ寒かった、、。
ウェアを着足そうと思ったけど、止まってサドルバッグを開けて、という作業をする元気もなく、
寒さを我慢して降った。
後から知ったけれど、日勝峠からの景色はとてもよく、清水町の平野が一望できるらしかった。
むろん、雨だから何も見えなかったんだけど。
下りきって、コンビニに寄った。
もう完全に焦げる気力はなかった。
寒過ぎて、普段食べなようなおでんとかを意識的に食べた気がする。
そして宿を探したけど、どこも空いていなかったので、
「カニの家」という無料で泊まれるライダーズハウスに行くことにした。
部屋が区切られていない、雑魚寝をするのは少し抵抗があったけど止むを得ない。
帯広・カニの家へ
日勝峠を下り終わってからも、カニの家までは約50kmくらいはあったかな。
ひたすら38号線経由で東へ向かいました。
途中見えた白樺の木がなんだかとても好きだった。
今まではそういえば白樺見なかったな、と気づいた。
帯広に行くまでもずっと一本道で、少し飽きてしまうくらいだった。
そして、車通りがだんだんと多くなっていった。
だいたいにして、これまでの道は飲食店らしきものすらなく
僕が使えそうな施設はコンビニしかなかったのだ。
いきなり北海道の中でも奥地にいったなあ、と感じた。
」
車がたくさんだ。
信号すらもろくに見ないような地域だったので、本当に新鮮だった。
むしろ少しホッとしたくらいだ。
わざわざ帯広に着たのに、ストレートでカニの家に行くわけがないよね!
グルメを堪能しなくっちゃ。
帯広のぶたいちで豚丼を食す!!!
まずは帯広駅へ。
特にも目的はないけど、一応ね。
通り道だったし。
本当は、駅の近くの豚丼屋に行きたかったんだけどめちゃくちゃ並んでいたのでしぶしぶ諦めることに。
そこから20分ほど漕いだ、「ぶたいち」というお店にいった。
とはいえここが美味しくないというはずもなく、めちゃくちゃ美味しかった。
そこそこ混んでいたけれど、10分ほどで店内に入ることができた。
そして出てきたのがこれだ。
秒で完食した記憶がある。
これまでの疲労を回復しようと、体が本能的に肉を求めていた。
あーーーーーーーーーー、今写真で見直して、改めて美味しかったなああああ。
また食べたい。
出発しようと思ったら、さっきまで止んでいた雨がまた降っていた。
かなり萎えるな。
そして、カニの家へ
ついたら既に老若男女10人ほどがいた。
僕が仲良くなったのは、大久保さんっていう30歳くらいのお兄さん。
カニの家のシャワーが水しかなくて、
かなり萎えていたところをバイクでいっしょにいくか?って誘ってくれたのがきっかけで色々話した。
そもそも、その日は体が冷えていたし疲れていたので絶対に温泉に入るぞ!!!!と心に決めていたのだ。
でも温泉は遠いしシャワーは水出しで萎えていたので、本当に救いだった。
色々な人がいたが、疲れていたのであまり交流はしなかったと思う。
そして、次の日は台風が来ることを知った。
そういえば天気予報一度も見ていなかったな。
雨でも進むつもりだったから、どうでもいいやと思っていたけど、流石に台風はやばいぞ!と皆に止められたのでステイすることにした。
初日ですでい遅れをとっていたのに、ここでも遅れてしまった。
しかし自然にには勝てないのでおとなしくステイすることに。
なんにせよ無料なので助かった。
明日一日のんびりと過ごして、明後日の朝一で釧路に向かおう、
そう決めた。
大勢の中にいるのはストレスで苦手だったけど、周りもみんな旅人だからか話が弾んで楽しかった。
そして、やっぱり屋内はいいな。
テントももちろん好きだけど、全然がうよ壁に囲まれた場所は。
ぐっすり眠れそうだ。