メキシコ・キューバ10日間の旅もいよいよ後半の第4弾に差し掛かります。
今回は、みなと合流した後の、カンクンでのお話。
そして、キューバへの入国のお話です。
ただ、カンクンからキューバへ行く時もトラブルが起こってしまうんですけどね….。
そういえば、前回のはぐれてしまった回ではなぜか敬語を貫き通していたので、
今回は普通の言葉で話していこうと思います(笑)
心細かったせいで自然と敬語になってしまったのかな。
前回話過ぎてしまった他ので、今回は写真中心で
短めの回にしようかと思います。
リゾート地カンクン
カンクンと言えば、メキシコでも有数のリゾート地。
広ーーーーーーーいビーチが広がったり、カジノやクラブがたくさんある場所。
(僕ははぐれたせいで全然いられなかったんですけどね)
カンクンには3日間ほどいたけれど毎日かんかん照りで晴れていた。
僕たちはビーチで遊んだり昼寝したり、各々楽しんだ。
そう言えば、ビーチの写真撮らなかったな。
泊まった宿からバスが出ていて、そこからビーチへ移動することができる。
僕たちが行ったのは11月で、涼しい時期だった気がするんだけど、カンクンは毎日暑かった。
さすがリゾート地。
ちなみにカンクンはここにあって、キューバの目と鼻の先。
丸一日ビーチで遊ぶのを2日繰り返したけれど、遊ぶのって相当疲れるんだよなあ。
なんだか最近すごく歳を取ったのを感じる。
そして夕方、ふと散歩をしていると、感傷的な空が広がっていた。
うーん、写真で見るとイマイチだなあ(笑)
僕が見た時は、もっと濃いいオレンジ色の空をしていたんだけれど。
シャッターチャンスを逃した僕の技術不足でした。
カンクンの思い出は正直それほどないんだよな。
僕はみんなに比べて2日間過ごせた時間が少なかったし、気持ち的にも疲れていたし。
だからかわからないけど、この辺の写真がすっぽり抜けている。
そして悲劇は突然に
カンクン最後の夜、またも悲劇は訪れた。
次の日の朝5時くらいに起きて、7時くらいの飛行機に乗って、
カンクン→メキシコシティ→キューバ
と乗り継いで、キューバに入国する予定だったのだけれど。
メールで【フライトスケジュールのお知らせ】
みたいなのが来る予定だったのに、僕だけにそのメールが来なかった。
みんなのメールを見せてもらうと、そこには僕の名前だけがなかったんだよな。
こんなに恐ろしいことって人生生きててそうそうあることじゃない気がした。
(大袈裟??)
みんなとやっとの思いで合流して、楽しく遊んで、次の日のキューバを楽しみにしていた矢先。
僕は本当にツイてないんだよなあ。
ルンルンだった僕の気分は一瞬で地底に落っこちた。
あの時を振り返ると、今でも心臓のbpmが早くなるのがわかるね(笑)
それくらいに動揺していたし、これからのことに不安しかなった。
そして僕のチケットがどこまで失効しているかと言うと、
明日の早朝に乗るキューバの便から日本に帰るまでの全ての便が失効していた。
つまる話、僕は追加でチケットを買わないと日本に帰れないんだよなあ。
しかも調べてみたら、カナダ経由で25万くらいかかるらしい。
意味わかんないよ本当。
正直、みんなとはぐれた時よりも、この時の方が断然、辛かった。
バス旅のせいで痛めた痔のせいもあるし、精神的に辛過ぎて座ることすらもままならなかった。
僕は全ての力が抜けてしまって、眠くないけれどベッドに向かって目を閉じた。
チケットが失効した理由と、僕が日本に帰る方法
まずチケットが失効していた理由は、僕がオーバーブッキングでその便に乗らなかったことにある。
僕たちはアエロメヒコと言う、中南米の航空会社に6人の団体で、まとめてチケットを取っていた。
そして、その規約には、一度飛行機に乗らなかった場合、それ以降のチケットが全て失効すると言うこと。
だから、あの日僕があの飛行機に乗らなかった時点で全てのチケットが失効することは決まっていた。
そしてもう一つ、僕がチケットを取り戻して日本に帰る方法は、明日の早朝、空港でゴリ押しで取り返すこと。
僕はどう考えても取り返せないと思ったので、キューバに行くためのみんなと違う便をあらかじめ取っていた。
そこから日本に帰るまでのチケットはまた考えよう、そう考えていた。
だけれども、一緒に旅行した友人の一人が、英語を結構ガンガン話せる系の子で、
その子が、「明日空港に行くタイミングでなんとか掛け合ってみようよ!」
と言ってくれたので、僕はその子に全てを託したのであった。
迎えた当日。超絶憂鬱。
なかなか眠れなかったけれどなんとか眠りについて、目が覚めた。
どうせチケットを取り返せないんだよなあと思っていた僕は本当に絶望的。
生きた心地がしなかった。
それもこれも全て、お金に余裕があったならば、こんな精神状態にならず、お金で解決できたんだろうな。
空港について、僕と同じ目に合わないように、
みんな慎重にチケットを発行していく(笑)
そして、空港の受付が開いた。
怒涛の2時間交渉
交渉の時間は、確か2時間にも及んだと思う。
初め、女性に交渉してみたけれどまったく掛け合ってくれなかった。
それでもその子は諦めずに、「他の人に当たってみようよ!」
と言う鋼のメンタルを持っていたので、言ってみる事に。
取り返す作戦は至ってシンプルで、
「もともと予約していたはずなのに、チケットが取れないんだけど!!!」
でゴリ押す事(笑)
本当にそれだけで、何度も何度も交渉を繰り返した。
今思えば、その時のその子ほど頼りになる人はいなかったんじゃないかなあとつくづく思う。
何度もパスポートを見せて、なぜかお偉いさんとかも来て、
無理かもしれない….ともなったし、その時の情緒は22年間生きてきて最大に悪かった。
そして、時間が経ち、なんと!!!!!!!!!!!!!!
取り返すことができました!!!!!!!!
だけれど、日本までのチケットが全部取れてるかどうかわからなくって、
僕の中では不安が少しだけ残っていたけれど、とにかくひとまずホッとした。
みんなと一緒にキューバにいくことができて、心から嬉しかったなあ。
キューバ突入!!!!
同じスペイン語圏のスペインには留学したけれど、キューバはまったく持って違う国だと思う。
文化や建物や何もかも。
当時、僕の中で世界中で行きたい国ランキング1位はキューバだったので最高潮にワクワクしていた。
(日本に帰れるかはわからなかったけれど)
外はまだ明るくなったばかりだった。
飛行機の中でも出会いがあった。
隣に座っていたおばちゃんたちとなぜか仲良くなってしまって、英語だったけれど頑張って会話した(笑)
オーストラリアから来たらしい。
初めてのキューバで、めちゃくちゃ楽しみにしているんだって。
僕と同じ気持ちだ。
キューバには何があるんだろうね、とか、オーストラリアにもいつか行ってみたいなあ、
などと雑談をして、別れを告げた。
旅先では、知らない人と話すハードルが下がるから、そう言った楽しみも僕は大好きだ。
そして空港に着くと、ただならない緊張を僕は感じた。
なんだかわからないけれど、万が一、億が一、入国できない可能性があるんじゃないか?!
そんな考えが過ぎってしまうほど、キューバには未知なる雰囲気が流れていて、
あーーーーー情緒があああと思って一人で大汗かいてました。
なんだかんだ、普通に入国できて、荷物も受け取って、
外に出てタクシーに乗る。
空港を出ると、タクシーの運ちゃんたちが所狭しとお客さんを捕まえる、
恒例の客引きバトルが行われている。
僕たちは、中心地への相場をあらかじめ調べていたので、
それに見合う値段で運んでくれる運転手さんのタクシーに乗り込む。
キューバと言えば、アメリカの古い車が走っている、戦時中の風景が楽しめる、
と言うのが一つ魅力だと思う。
そしてそのオールドカーが早速僕たちの前に現れたのだった。
そして乗り込む。
めちゃくちゃガソリン臭いのと、排気煙がハンパじゃない(笑)
ただ、この運転手さんはめちゃくちゃいい人で、後にまた出会う事になるのだった。
ありたっけのキューバを切り取る。
何もかもが初めての景色すぎて、シャッターが鳴り止まない。
なんだこの国、めちゃくちゃ楽しいじゃんか、と思いながら運転手さんといろんな話をした。
そして大事だなあと思ったことは、
全て金儲けのために言ってるわけじゃない、親切心で言っている可能性がある、と言うこと。
こう言う社会主義の国では、給料が決められているので、どうにか個人的にお金を搾取できないか、
たくさんの国民がそうやって生きている。
このタクシーの運転手で言うと、「中心街をタクシーで周ってあげようか?」
と提案してきたのだけれど、それはただ単にお金稼ぎのためだけじゃなかったのかもしれない。
そう思って会話をした方が、気分的に楽しいのではないかと思う。
その提案をされた後に、すぐ「いやいらないです」で終わらせるのではなく、
そんなこともしてるんですね!とかどこがおすすめですか?とか、そう言う雑談をした方が、
提案に乗らなくてもお互い気分がいいし現地を感じられるんじゃないかなあと考える。
南米の未開の地
小一時間ほどタクシーに揺られ、宿に降り、荷物を下ろす。
air bnbで確か宿を取ったんだっけな。
管理の人が来て、(これまためちゃくちゃ親切)
(チップ目当てで親切にしてくれている、なんてそんな考えはもっちゃいけないよ)
色々と説明をしてくれた。
そして僕たちは街に出た。
何もかもが初めての世界
宿から見える景色がすでに、新鮮だった。
心の底では、実は結構危ない地区なんじゃないか、とか、現地民怖いなあ、
と思っていたけれど、実際はそうでもない(?)。
お店の人とかは普通に気さくで優しかった記憶がある。
そして、キューバの建築物は好きだなあとても。
日本人からしたら、ちょっとボロボロじゃない…?って思うかもしれないけれど、
そこには確かに現地民が住んでいて、生活を営んでいる。
そうした一面を目にする度に、旅っていいなあと浸っていました(笑)
夜にはピザをみんなで囲んで、恒例の大富豪をして就寝。
やっぱり、夜に外を出歩くのは少し怖いね。
明かりが少ないし、なんとなあく物騒な感じがしないこともない。
それにしてもこのピザはうんまかった。
明日はもっともっと散策するぞお。
これまでの記事はこちらからどうぞ。
【1/6】ラテンアメリカを巡る、メキシコ・キューバ10日間の旅【成田-メキシコシティ】