北海道自転車一周旅11日目:メロンにジンギスカンにキャンプと絶景…最高すぎた美瑛と富良野

北海道自転車旅11日目。

 

天気予報によると、今日は晴れ。

旅のモチベーションは絶対天気が影響するから晴れだと嬉しいもの。

昨日まではほぼずっと雨だったから、今日こそは濡れずに目的地まで着きたいものだな。

 

今日の目的地はというと、北海道の中でも特にみんな大好きだと思う、

美瑛・富良野。

景色が美しいことで知られている場所で、めちゃくちゃ楽しみにしていた。

 

もう旅も終盤。

この地から離れるのがさみしいな。

 

 

旭川から美瑛・富良野へ

今朝は旭川にあるスーパー銭湯の仮眠室で目覚めた。

ベッドがめちゃくちゃ硬くて、正直これならエアマットの方が寝心地いいだろ、、、と思いながら体を起こす。

 

スーパー銭湯にいるんだから朝風呂入らなきゃもったいないな、と思いゆっくり入る。

今日は60kmくらいしか漕がないため、気持ちが幾分楽だ。

頑張って漕ぐ、というよりは本当、ゆるぽたのイメージ。

 

コースは簡単で、とにかく南下するだけ。

美瑛に着いたら、あとは完全にフィーリングで行きたいところを周ろうと思っている。

 

今日は晴れ今日は晴れ!!とワクワクしながら僕は出発する。

自転車と、濡れたコンクリート地面

濡れた、ロードバイクのハンドル

は、、、!?!?

雨じゃn。

もう僕の頭の中は完全にパニック状態。

青空の中の入道曇を想像してたのに、なんなら暑すぎてアイスクリームなんて頬張ってたのに。

なんで雨なんですか?????????

 

気を取り直せるわけも無く、とりあえず南下する。

 

旭川から美瑛は本当、目と鼻の先といった感じで、あっという間に、美瑛・富良野方面に到着した。

両脇に緑の木が生い茂る、右にカーブした道

少し緑の深い場所い入り、少し登ると、、、

 

少し茶色に変わりかけた、美瑛の丘

これが美瑛の街か、、、、。

思っていた通りの風景が広がっていた。

僕はこの丘を楽しみにここまで来たのだから、さっきの雨なんて関係なく、もうテンションぶち上がりだった。

しかも、うっすらとだけれど晴れ間も広がっている。

 

青空が少し見えて、茶色の田んぼが見える美瑛の丘

雲が少し千切れた青空

最高だなこの土地は。

これまでの北海道の荒っぽい土地が一変、優しくて超イージーモードな優しくてメルヘンな北海道になった。

 

走るのが楽しい、平和だ、頑張らなくていいんだ〜〜〜〜〜〜、気楽すぎる11日目。

 

丘の景色が雄大な美瑛に到着

美瑛・セブンスターの木

今調べてて気づいたかもしれないんだけれど、僕が頑張って撮影したのはセブンスターの木じゃないかもしれない、ということ。

曇り空と、横並びの白樺の木

これってセブンスターの木じゃない、、???

グーグル先生に聞いた限りだと、セブンスターの木はこの右にある1本で立っている木のことな気がする、、。

 

とはい、この木たちもめちゃくちゃ北海道らしいし雄大だから、

たくさん写真に収めて決して損ではなかったね。

ロードバイクと、横並びの白樺の木 奥に向かって左にカーブしている、たくさんの白樺の木

綺麗だ。

これが美瑛だ!とまじまじと見せつけられている気がする。

 

そして、やっぱり美瑛は観光客が多く、Tシャツにサイクルパンツ、という格好が恥ずかしくなった僕は下にランニングパンツを履いて普通の格好をしてます!ということを心がけた。

それくらい本当に観光客が多い。

 

それからもひたすら丘は続く。

アップダウンがキツイのだけれど、その辛さが消えるほどの美しい景色が

ずーーーーーーっと、広がる。

 

立ち並ぶ電柱と、入道雲

胸がギューっとなる、夏の風景。

僕はこの場所で夏休みを過ごすことができて、本当に幸せだ。

幼稚園の頃から夏休みが大好きで、ぼくのなつやすみを徹夜でプレイし、擬似夏休み、みたいなことを行なっていた僕だけれど、今はここにいる。

 

でもこういう幸せな時間って、僕の場合後から気づくもので、その時はただ、綺麗だな〜とかギアの調子悪いな、とか

物思いに耽ることとは、かけ離れたことばかり考えている。

 

だけれど後からこうして、あれは幸せな時間だった、と気づくことができれば、またその土地に行こうと思えるし、

今度はもっと、時間をかみしめることができるはず。

 

美瑛を後にし、富良野へ

美瑛は本当にいい街だった。

また来ると思う!とテンション高めに誓った僕に悲劇が降り注ぐ。

 

完全にデジャヴだけど、また雨です。

しかもめちゃくちゃ強いゲリラ豪雨。

 

うわーーーー最悪だ、これは流石に雨宿りが必要、、、

と思って周りをキョロキョロしていたら、どこかから

「ここで雨やどりしていきな!!!!!」と聞こえたから声のする方向へ進むと。

富良野のソフトクリーム屋YAMAICHIの外観

上富良野にあるソフトクリーム屋さん、YAMAICHIの店主さんが声をかけてくれていた。

タオルを貸してくれたり、タイヤの空気を入れさせてくれたりと、

本当に至れり尽くせりなことをしてくれて、逆に申し訳なくなってしまうほどだった。

 

しかも、僕が単純に237号線を使って南下しようとしているのを知って、

左側に「ジェットコースターの道」と言うものがある、と教えてくれた。

何もかもお世話になってしまって、一期一会、みたいな少しベタなことだけれど考えてしまった。

(ソフトクリーム買わなくてごめんなさい)

 

↓YAMAICHI

 

かみふらの八景、ジェットコースターの道

教えてもらった通り、僕はジェットコースターの道に進んだ。

 

雨はすっかり上がって、また晴れ間が広がっている。

まあ、いつまた雨が降るのか気が気でないのだけれど。

 

濡れたアスファルトとかみふらの八景、ジェットコースターの道

ここに来れてよかった、ゲリラ豪雨ありがとう!!!とお礼がしたくなるほどの風景だった。

本当に感動、それしか言えません。

 

 

似たような景色かもしれないけれど、僕はひたすらシャッターを切り続けた。

これが夏休みなんだよ、緑と入道雲と青空。

ぼくなつ5、出ないかな。

 

富良野に到着

富良野に到着してからは、割と平坦な道が続いた。

この土地は、山間部にあるだけあって、ゲリラ豪雨がやはり多いらしい。

遠くを見てみると、山の側面に雲がかかって雨が落ちているのがわかる。

また降られたら最悪だ。

 

そして、富良野に来たら絶対いきたいところが二つあった。

一つ目。

ポプラファームのメロンソフトクリーム!!!

メロンの上に乗ったソフトクリーム

確か値段は1500円くらいして、貧乏大学生には結構大変な値段だったのだけれど、

食べる!と決めていたから出せた値段だった。

 

味は、ソフトクリームはもちろん、なくなった後のメロンまでもめちゃくちゃハイレベルの甘さで、

1度で2度美味しい!的なあれだった。

 

二つ目。

二つ目にいきたかった場所は、冨田ファーム。

 

ここは、小学校二年生の時にじいじとばあばに連れられて来た場所。

14年ぶりだったけれど、記憶のまんまだった。

と言うか小学校二年生って14年前なんだ、、、、、、。

 

昔連れられてきた場所のや景色に、そのころと変わらず感動できるのは大切なことだと思っていて、

だからこそ僕はいつまでも少年の頃のような気持ちを持ち続けたい。

 

冨田ファームを見終えて、僕は朝にセコマで朝食をとったきり何も口にしていないことに気づき、途端に腹が減った。

めちゃくちゃ悩んで、来たのは

ファームレストランあぜ道より道

名前からして好きだったし、野菜カレーなどが食べられると言うことで、選んだ。

 

ボリューミーで野菜が満点で、また来たい!って思える。

ってか大体の場所、また来たいって言ってる。

 

昼食を済ませて、本日のキャンプ場へ向かう。

 

本日のキャンプ場は星に手の届く丘キャンプ場

だんだん天気が悪くなっている、、、。

星に手の届く丘キャンプ場は、確かここから300mくらい上がったところ、

標高400mくらいにあるから星に手がとどくどころか雲に手が届く方が現実的かもしれない。

 

ただそこのキャンプ場、色々すごくて、

まずは星空、そしてジンギスカンが世界に認められている美味しさらしい!!!!

めちゃくちゃ楽しみ。

 

到着すると、ジンギスカンレストランがある。

富良野の街を眺めながら食べるジンギスカン、最高にうまそうだ。

 

キャンプ場のオーナーさんもめちゃくちゃいい人で、そこの評判も高いらしい。

 

ここからみる景色。

 

キャンプ場はと言うと、こんな感じ。

広々としたテントサイトに、直火ができるように石が組まれた焚き火場がセットされている。

キャンプするには本当にもってこいの場所だった。

 

晴れのキャンプってこんなに楽しいんだ!と、知床ぶりの晴れに喜びを隠しきれない。

 

のんびりしたり、シャワーを浴びさせてもらっていると、

だんだん陽が傾いていた。

これもまた幻想的と言うか、夏の終わりというか、そんな空の表情だった。

 

確か、17時ごろからジンギスカンは始まった。

記憶にある中だと、ジンギスカンは確か初めて口にしたと思う。

苦手な人もいるとは思うけれども、北海道のジンギスカンを食べてみれば、価値観が変わるかもしれない。

本当に美味しくって、ついつい食べ過ぎてしまった。

全部で2000円ほどだったと思うけど、全く文句ない値段で、大満足。

 

相席だったけれど、相手もライダーで話が弾んだ。

 

食べ終わって自分のテントに戻って、星を待っていたけれど雲が邪魔して結局見られなかった。

ただ、夕焼けは本当に綺麗で、心が締め付けられるような思いになった。

夕焼けを見るといつもそういう感情になる。

 

今夜は雨が降るらしく、また気分が沈む。

 

明日は札幌へ

札幌には、地元が同じで、それぞれ違う場所に行っても定期的に会っている友達の家があり、

2泊させてくれると言うので、万々歳で行かさせてもらうことにした。

 

札幌は今までと違う風景だとは思うけれど、札幌には札幌の良いところがあるはずだから、

かなーーり楽しみにしている。

予報では雨だけれど。