先日、moonlightgearにて、
「Batchstovez Gram Weenie Pro」という、
アルコールストーブを購入しました。
1週間ほど使用してみて、思ったことをいくつか書いていきます。
非常に軽量でありながら、強度があるこのストーブ。
燃焼効率や使い勝手などはどうなのでしょうか。
実際に使ってみたことを元に、レビューをしていきます。
こちらの記事も一緒にどうぞ
「ガス→アルコール」に変えた理由・Batchstovez Gram Weenie Proを選んだ理由
まずは「ガス→アルコール」に変えた理由
僕は今までずっと、山ではガスストーブを持って行っていました。
安定した火力、多少の風にも負けない安心感。
着火と消火のスムーズさ。どれをとってもガスが一番だと思っていました。
ですが、いろいろなULハイカーたちのインスタ等をみていると、
どうも皆アルストを使っている模様。
そこで、アルストってどうなんだろう…と考え始めました。
僕なりに、アルストの利点を考えると…
- 簡単に使用できる
- 燃料が安価で、手に入りやすい
- myog性が高い
以上がアルストのメリットだと思っています。
ここでは、ガスストーブの重さとアルストの重さを
実際に重さを比較してみると…
- ガスストーブの場合
ギア | 重さ |
prims ガスストーブ | 67g |
Toaks windscreen | 15g |
ガス缶 | 110g |
=192g |
- アルストの場合
ギア | 重さ |
Batchstovez Gram Weenie Pro | 20g |
Toaks windscreen | 15g |
アルコール(約4回分) | 100g |
=135g |
結果….
約60g、アルストの方が軽いことが証明されました。
個人的には、軽さはアルストの魅力のほんの一部だと思っていて、
話を聞けば聞くほど、上記でも書いたように他の利点が大きかったです。
アルストはなんというか…
これはとてもニュアンスですが、非常にロマンがあります。
アルコールを最低限持っていき、ガスほどの火力がないものの、
じっくりとお湯が沸くのを待つ。
また、他のアルストが欲しければ、自分で作ることもできる。
このロマンこそが、僕にとってのアルストの最大の好きな所です。
(人によって様々だと思います本当に)
Batchstovez Gram Weenie Proを選んだ理由
アルストが欲しい!と思い、moonlightgearに実際に行ってみました。
そこで様々なアルストを見て、悩みました….。
Batchstovez Gram Weenie Proを選んだ大まかな理由は
- 火力。アルコール30ml弱でお湯300mlを30秒で沸かすことができる。
- コンパクトさ。スタッキングがしやすい
- 着火がしやすい
上記の3つです。
火力で言うと、VARGOの製品が優れていると感じました。
ですが、大きいものだったり、コンパクトになりにくかったりと、
スタッキングのしにくさ、と言う点で個人的にネックすぎる点でした。
そこで、コンパクトにスタッキングできる「BatchStovez」の製品に絞りました。
比較対象となったのが、「Batchstovez / H-20 Stove」でした。

こちらは、15mlで最大15分間燃焼し続ける、超省エネストーブです。
ただ、このストーブのデメリットとしては、
300ml以上のお湯を沸騰しきれない、と言う点。
いわゆるトロ火で15分間燃焼し続けるため、鍋などを温め続けながら食べる分にはいいですが、
短時間でラーメンやsmall twist用のお湯を沸かすにはちょっと物足りない…。
上記のことを踏まえて、「Batchstovez Gram Weenie Pro」に決めました。
Batchstovez Gram Weenie Pro利点①:軽量でコンパクト
アルストのメリットとしても挙げましたが、
軽量でコンパクト、という利点は外せません。
わずか20gで、クッカーの中にも簡単にスタッキングできるコンパクトさ。
なんのストレスなく、隙間収納ができますね。
Batchstovez Gram Weenie Pro利点②:ゴトクが不要
ゴトク要らずな点も嬉しいポイントだと思います。
ゴトクがあると余計な道具が増えますし、重さも増える。
Gram Weenie Proの上にポンとクッカーを置けばそれだけでもう火がつけられます。
Batchstovez Gram Weenie Pro利点③:本燃焼までが早い
アルストは、一次燃焼、二次燃焼というものがあります。
Gram Weenie Proの場合は、
外側に巻かれている「グラスファイバー」→「ストーブ本体」
の順番で燃焼が始まりますが、「ストーブ本体」の燃焼が始まるまで10秒もかかりません。
待ち時間が短いのいうのも大きな利点だと思います。
Batchstovez Gram Weenie Proの欠点:風に弱い
続いて、個人的に欠点だと思うところを書いていきます。
Batchstovez Gram Weenie Proは、
燃料をアルコールに限定しているため、風の影響を受けやすいという特徴があります。
風が強くなると、燃料の燃焼効率が低下するため、火力が落ちてしまうでしょう。
さらに、Batchstovez Gram Weenie Proは、風よけの機能が弱いため、
風が強い場所で使用する場合は、風防を用意したり、風が弱いところで使うなどの工夫が必要だと思います。
風防を「有り/無し」で沸騰までの時間を測ったテストを行ったので、こちらの記事も参考にしてみてください!
先日、moonlightgearに初めて行ってきました。さまざまなギアに触れてみた中で、目に留まったアイテムがありました。 それが、「TOAKS Titanium Windscreen」でした。&n[…]
また、風が強い場所で使用する予定がある場合は、
ガスストーブを検討することも必要かもしれません。
どちらにしても、風防は必要になってくるでしょう。
Batchstovez Gram Weenie Proの使い方
僕は初めてアルストを使った時は、何もかも使い方が分かりませんでした。
ですので、使い方を一応載せておこうと思います。
①グラスファイバーにアルコールを垂らす
②中にアルコールを入れる
③グラスファイバーに火をつける
④燃焼し切るのを待つ
知識を得てからは、とても簡単だなと感じました!
まとめ
総合的に見ると、「Batchstovez Gram Weenie Pro」は、
軽量かつコンパクトなデザインでありながら、アルコール燃料を使用して十分な調理ができるというアルストです。
ただし、風に弱いことや、火力がやや弱い(ガスと比べて)という欠点があることも覚えておく必要があります。
また、定期的なメンテナンスが必要であることや、保管する前にはクリーンアップすることが重要であることも忘れずに確認しておきましょう。
最後に、自分のニーズに合ったストーブを選ぶためには、
いくつかの候補を比較し、レビューや実際の使用経験を参考にすることが大切だと感じました。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!!
↓Batchstovez Gram Weenie Proと一緒に買ったもの↓
登山において重要な要素の一つが、軽量化だと僕は思っています。特に長時間の登山やテント泊での装備持ち運びには、軽量でコンパクトなギアの選択が不可欠です。 そこで、今回は登山で使われるクッカーの中でも注[…]